こんにちは、システムの牧野です。
新年、明けましておめでとうございます。
本年もどうかよろしくお願いいたします。
さて、新年あけて早14日が過ぎたのですが、
そんなこんなでWindows 7のサポートが終了してしまいました。
「サポートが終了してしまうので、危険です!!
だからパソコンを買い替えましょう!!」
こういう言葉、よく耳にすると思います。
そういわれると「ああ、そうなのか。ヤバイな。」
と感じるのですが、実際のところ、何がどうヤバイのかは
案外と分かりづらい部分です。
なので、今回はザックリと簡単に解説したいと思います。
ではまずはWindowsのサポートについてのお話から。
なんでサポートが必要なの?バージョンアップしなくなっても良いんじゃないの?
そう考える方は多いと思います。自分も、変に機能アップして処理速度が重くなるくらいだったら、
今のままで良いと思うことはあります。
しかしそうはいきません。何故ならバージョンアップは機能アップだけが目的ではないからです。
というのも実はWindowsは完成されたプログラムではないのです。
発売された段階のWindowsには、細かい不具合が残っています。
これを脆弱性と呼び、特にセキュリティ上、深刻な問題を引き起こす原因になりかねません。
そしてMicrosoftのサポートとは、インターネットを通じて、この脆弱性直すサービスです。
とはいったものの、脆弱性ってなんのこっちゃ?と思うかもしれません。
なのでちょっとたとえ話をしてみたいと思います。
まず、パソコンをお城と思ってください。思い浮かべるのは日本のお城が良いです。
お城はお堀と城壁に囲まれています。なので外部の人(インターネット上にいる他人)はお堀と城壁があるのでお城には入れません。
さて、そんな中、城の中に入るには、まずお堀にかかる橋を渡る必要があります。パソコンでいうと、その橋を架ける事にあたるのがインターネットに接続する事となります。橋を渡っていろんな人が城にやってきます。
更に、橋を渡ったとしても、城壁があって城の中には入れません。なので門をくぐる必要もあります。インターネットで通信をするという事は、お堀に橋を架けて、門を開けるという事です。
しかしながら、門を開けただけだと悪い人も簡単に入ってきます。
なので門番を配置する方が安心です。パソコンの場合、セキュリティソフトやファイアウォールはこの門番の役割になります。門番はウィルスやハッキングを防ぎます。
さてそんなお城ですが、門番がいると一見安心と思います。
しかし城壁にはいくつも穴が開いています。
その穴から悪い人(ウィルスやハッカー)は城の中、つまりはパソコンの中に入ってきます。
この穴を脆弱性と呼びます。
門番はあくまで門を守るだけ。壁の穴までは守ってくれません。
穴を放っておくことは大変危険です。というのも、穴がある限り、悪い人の侵入が防げません。
更にたちが悪いことに、穴は無数に存在しており、
まだ見つかっていない穴がいくつもあると考えられています。
そこで大工が穴を塞ぎます。この穴をふさぐ大工がMicrosoftのサポートです。
穴を見つけて塞ぐことをWindowsの更新で行い、セキュリティの強化をしています。
なのでWindowsの更新はとても重要です。
しかし、Microsoftのサポートは、いつまでも続きません。
古いWindowsのバージョンは、随時サポートを終了しています。それは、穴を埋める大工がいなくるということで、新しいが穴が見つかった時、塞ぐ人がいなくなります。
これはとても危険な状態になっているということす。なのでサポートは必須です。
パソコンが乗っ取られると、クレジットカードの情報が流出したり、ネットバンキングの不正送金の被害等にあったり、個人情報の流出にあう可能性があります。
まだパソコンが使えるのに買い替えは気が引けますが、
大切な情報を守るために、対策をご検討ください。