生活の必需品となった携帯電話。
しかしながら携帯する特性ゆえに出てくる問題として電池の稼働時間があります。
なので長時間外出をする時には電池切れを起こす事にハラハラします。
そこで活躍するのがモバイルバッテリー、外出先で使える充電用の電池です。
家電量販店に行けば専用のコーナーがあるくらいに多くの種類が出回っております。
しかしながら選ぶ際に注意して欲しい点があります。
それは「安全性」です。
といいますのも、モバイルバッテリーは構造的に発火する可能性があるものなのです。
携帯電話の電池が餅のように膨らむ状態を見たことがある方は多いと思います。
これは使用しているリチウムイオン電池が劣化した際に起こる現象です。
この状態だけでは発火はしないとされてはおりますが、
ここに強い衝撃が加わると発火する可能性があります。
モバイルバッテリーも携帯電話の電池と同じようなものなので同様の現象が起こる可能性はあります。
なので注意が必要です。
ではどのようなものを選べばよいかですが
まず安いからといって品質の低いものは選ばない方が良いです。
そして安全機能が付いているものを選びましょう。
安全機能といっても様々な種類があります。
過充電、過放電、過電流、短絡を保護する機能や過電圧を防ぐ機能、温度を検知する機能などがあります。
特に過充電になると発火する危険性が高まりますので注意が必要です。
日本の電気用品安全法を満たしていることを証明する
PSEマークがついている事を確認するのも手です。
現在はこのマークが無いものは販売禁止となっておりますが、過去のものや海外製品には注意が必要です。
また、これは国の検査機関が調べているのではなく、
メーカーが検査をして国に申請をしたら取れるという簡単なもので
結局はメーカー次第の部分が強いので
そこまで安心というわけではありません。
また時間の経過によりどうしても劣化していきますので、古いものは買い替えをお勧めします。
そして何より強い衝撃は避けてください。
落下させたり何かにぶつけたりすると、発火の危険性があります。
丁寧に扱ってください。
何気なく使用しているモバイルバッテリーですが、
一歩間違えば発火する可能性がある危険物である事を頭の片隅に入れておいていただければと思います。