ニュースを見ていると、情報漏洩による被害というものを目にする時があります。
情報漏洩にも種類があります。
人的ミスで情報を流してしまったとか、ウィルスによって抜き取られた、
ハッカーにやられた、情報を売られたなど様々です。
では流出した情報は一体どうなるのでしょうか?
企業だと身代金を要求されるケースもありますし、クレジットカードの情報ならば
不正利用される可能性もあります。
名前や住所、性別等の個人情報やサイトへのログイン情報でしたら、
なりすましや特殊詐欺などに悪用されかねません。
この様に情報が洩れたら悪いことにしか転びません。
さてそんな漏洩した情報ですが、どこに流れていったのでしょうか?
ピンポイントで情報を抜き取って特定の人だけが保管しているケースはもちろんあるでしょうが、
流れ出て消えるという事はほとんどないです。
どこかしらに残ってしまっていると考えられます。
ダークウェブという言葉は聞いたことがありますでしょうか?
これはインターネット上の世界ではあるのですが、密売、個人や機密情報の共有や売買、
その他ありとあらゆる違法な情報が飛び交う世界の事です。
ただインターネット上ではあるのですが、普通にパソコンでインターネットを閲覧するには
見ることが出来ない場所です。
特殊な専用ツールでのみアクセスできるので一般人では触れることが出来ません。
それ故に犯罪の温床にもなっています。
そしてこのダークウェブこそ、流れ出た情報が行きつく先といっても
過言ではありません。
例えば自分の個人情報がダークウェブに行きついたとします。
すると犯罪に利用している人たちの目に触れて利用される可能性が出てきます。
そう考えると、とても怖いです。
では自分の情報がダークウェブに流出しているかどうか調べる事は出来るのでしょうか?
それはGoogleの機能にダークウェブレポートというものがあり、それで調べる事が出来ます。
Googleアカウントにログインをして「Googleのアカウントを管理」を選択。
次に「セキュリティ」を選び「ダークウェブレポート」の「使ってみる」を選択。
そして名前や生年月日等が選べるので「すべて選択」にチェックを入れてモニタリングを確認するページで「全ての結果を表示」をクリックします。
すると、何のサービスから何が漏洩したかが分かります。これが全てではないでしょうが、
目安にはなります。
では、漏洩していたらどうすれば良いかですが、
名前や生年月日などは変更できませんのでどうしようもありませんが、
例えばログインIDやパスワード等は変更ができますので、手続きをした方が良いです。
また、流出していなかったとしても、パスワードに関しては一定期間で変更した方が良いです。
すると、知らず知らずのうちに流出していたとしても被害を防ぐことに繋がります。
また、漏洩させないために日ごろからセキュリティの情報をチェックしたり
ウィルス対策ソフトやUTMといったツールを使って機械的に防ぐ事も重要です。
何が何だか分からないうちに情報が悪用される世の中ですので、
常に警戒は怠らないよう気を付けてください。