最近のニュースで怖いなと感じたものの一つに、誤解させて高額請求をする手法がありました。
それはネットショップにて1,680円と思って購入したら、
実は1,680人民元で価格が約20倍である32,916円を請求されたというものです。
何でこんな問題が発生したのかというと通貨記号の落とし穴を突かれました。
日本円の表記は「¥」を数字の前に付ければ「これは日本円表記」なのだと判断できるのですが、
実は人民元の通貨記号も「¥」となります。
つまり「¥1,680」と表記されていると1,680円でもあり1,680人民元でも受け取れるのです。
そしてレートですが1人民元≒20円となりますので、1,000人民元だと約20,000円となります。
なので、日本語で商品説明が記されていたサイトにおいて¥1,680と表記している商品を購入したら、
実は価格の部分だけ人民元で表記されており、約20倍の請求が飛んできたという事です。
汚いですね。
では何故人民元も「¥」表記なのかですが、実は元々中国の通貨単位は「圓」(Yuan)でした。
日本の「Yen」と同じく「Y」で始まるので通貨記号は「¥」になっているようです。
なので「¥」が付いているから日本円だと安心はしてはいけません。
通貨コードまでしっかり確認が必要です。
日本円でしたら「JPY」がつきます。
一方中国の人民元の場合は「CNY」となります。
まずはそこをはっきりとしなければなりません。
また、海外のサイトの場合、小数点以下の表記も良く見受けられます。
今回のケースで言えば「¥1,680.00」と表記されているようです。
日本の場合、一円未満は表示がありません。そこからも怪しいと感じ取れると思います。
さらには、ネットショップで購入する際は大手が運営しているサイトを利用し、
個人が経営しているサイトはなるべく利用しない方が安全です。
大手の場合、このような詐欺にあった場合は保証があるところもありますし、
そもそも大手のシステムにて運用されているのでこの手の詐欺は発生しづらいです。
また、個人が運営しているサイトにて購入するしか方法が無い商品も多々とあります。
その場合は「¥」と表記されているだけではなく、しっかりと「1,680円」といったように
「円」の文字が入っているかを確認してください。
そしてなにより、クレジットカードの引き落とし明細は毎月、しっかりと確認をしてください。
あまりにもおかしな請求はクレジットカードで防げる可能性もあります。
次から次へと思いもしなかった詐欺行為は生まれていきます。
この手の情報は常に耳を傾け、自衛を心がけてください!
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